ICソケットが持っている役割

集積回路やICはほとんどすべての最新の電気機器で使用されているチップです。ほとんどの量産デバイスではチップを取り外す必要がないので、ed回路基板に直接はんだ付けされたチップを使用します。一部のアプリケーションでははんだごてを使用せずにチップを挿入したり、取り外しが可能なICソケットが適切です。このICソケットとは熱や静電気に弱いICを保護するため、ICソケットを使用して製作を行い最終的にICを差すという用途で使用します。

電気的な影響はほとんどないため、ICを使用するときには一緒に使用することが良いとされます。万が一ICが壊れてしまっても、交換が容易なことやその回路を使用しなくなったときにはICをそのまま取り外し、再利用できるなどのメリットも挙げられます。ではどのような種類があるのかというと、板ばねタイプと呼ばれるものは定格電流が1端子につき1A、使用温度範囲は-20℃から+70℃となっています。インシュレータ材質としてポリブチレンテレフタレート（ガラス繊維入り）やUL94V-０材が使用され、コンタクト材質として銅合金が使用されます。

他にも丸ピンタイプは定格電流は1Aで定格電圧が300V、仕様周囲温度は-55℃から+125℃（低温にて氷結しないこと）でありベース素材にはガラス入りPBT樹脂が使用されています。インナ・コンタクト材質や処理にはベリリウム銅やニッケル下地金メッキ、アウタ・スリーブ材質や処理には黄銅やニッケル下地錫合金メッキがあります。