カスタムソケットとは

カスタムソケットとは、カスタム化されたソケットという意味ですから、使う人の目的とか必要性に応じて既存の製品そのままではなく、適切に変更したり改善、改良したソケットということになります。ソケットという用語はある程度は分かるでしょうが、これは部品や機器、ケーブルなどの接続のために用いられる機器や器具を指します。今ではもうこのような使い方はしないのかもしれませんが、昔は電灯などに白熱電球を差し込むためのネジ式差込口のことをソケットと呼んでいたりもしました。ほとんど、コネクタと同じような意味合いと考えてもらっても良いでしょう。

ですから、カスタムソケットとは、既製品でない自分の用途に特化したコネクタと考えることもできます。このようなカスタムソケットが必要とされるのは、もちろん、既製品では十分にニーズを満たすことができず、不満があるからということになります。多くの場合、既製品でユーザーのニーズを十分に満たすことができていないのであれば、メーカー自身が製品改良をして対応すると考えられますが、いろいろな理由で限界がある製品もあるわけです。そういう場合にはサードパーティなどが出てきてカスタムソケットを作り、ユーザーの需要に応えているケースもいくらでもあります。

厳密には、それはもちろん使う人それぞれの目的に応じて一からカスタム製品を製造し、販売しているわけではなく、いくつかのラインナップを予め用意してその中から選んでもらっているだけです。