非破壊検査は社会の各面で貢献しています

非破壊検査という検査手法があります。これは機械部品や構造物にある有害な傷を、対象物を破壊することなく検出するテクニックのことを指しています。対象内に対して放射線や超音波などを入射することによって、内部に潜んでいる傷を検出する、あるいは、表層の近くに電流を流して表面傷を検出するとの手法があります。原子力発電所からビル、地中埋設物、配管内部などでの検査に大きな力を発揮しているものです。

非破壊検査の最大のメリットは、対象物を壊すことなく、内部の欠陥や劣化の状態を調査できる点にあります。ちょうど人間が内臓や骨の異常を各種検査機器によって、身体の外から検査するのと同じメカニズムと言えましょう。非破壊検査は現代社会でのインフラ部分のすべてが対象になっていると言っても過言ではありません。大阪城の大手門の屋根を支えている柱の継ぎ方は、学者の間でもずっと謎とされていました。

非破壊検査の放射線検査で、そのメカニズムが詳細にわたって解明されたのです。柱の継ぎ目はかなり独特な方法が使用されていることが判明しました。過去の歴史的資産の中を調査するときにも非破壊検査の技術は多大の貢献を行っております。このように、超音波や放射線などをはじめとする最新の技術を駆使することで、不測の事態の発生に備えているとともに、古い時代の謎の解明にも役立っているのです。

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